ちなみにもう一度データについて説明しますと、
データは、夏の大会が1県1代表になった1978年以降の成績を集計しました(集計対象には春の大会も含む)。そして、前後5年間(当年を合わせて合計11年間)の勝率の推移、言ってみれば勝率の移動平均のようなもの、をグラフにしてみました。ということです。
まずは茨城、栃木、群馬のいわゆる北関東です。栃木は比較的安定してて、その中でも最近の作新学院の活躍で勝率は上昇中、群馬は以前は振るわなかったけれども、1990年代後半の前橋工、桐生第一の活躍、2000年代後半からの前橋育英、健大高崎の活躍で成績をグンと伸ばしました。一方茨城は、最近は常総学院の活躍にかかっているという傾向。2009年前後はかなり苦戦していますね。1980年代は取手二、常総学院と二度の決勝進出で高勝率を誇っています。
一方の南関東は、さすがに高勝率を維持しています。最近上り調子なのは今年夏を制した埼玉。2008年から2012年まで連続して夏初戦敗退と苦しい時期もありましたが、その時期も春に聖望学園が決勝進出したり、大きく落ち込みません。神奈川はさすがの安定の強さ。どのチームがというより、どのチームが出ても安定して勝っています。勝率5割を切る時期がありません。東京、千葉も高勝率で推移しているのですが、ここのところちょっと下がり気味。東京はとにかく最近の選抜の成績が悪い。千葉も大勝ちとまではいかず、決して悪いと言いきれる成績ではないのですが、もともとの勝率が高いため、下がって見えてきています。千葉は1995年くらいに黄金期がありますが、4年で3回ベスト4に入った時期があったんですね(1992年夏拓大紅陵:準優勝、1993年夏市立船橋:ベスト4、1995年春銚子商:準優勝)これは黄金時代にふさわしい成績ですね。
次回は甲信越、北陸を見ていきます。
本日もご覧いただきまして、ありがとうございました。
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